先天性股関節脱臼
娘が3歳になったので、半年ぶりに整形外科を受診し、先天性股関節脱臼の診察を受けました。
右足は正常に近い状態に改善したものの、左足の大腿骨頭が骨盤の臼蓋(きゅうがい)と呼ばれる間接面に完全には合わさっていない状態です。
でも、悪くはなっていないので、また半年後に受診することになりました。
ムチムチお肉のがっしり体型で、人一倍パワフルに跳ねたり走ったりする娘の様子からは、股関節が完全にはまっていないなんて想像できません。
初めて診断されたのは生後5ヶ月。それから約4ヶ月ほど「リーメンビューゲル」という聞き慣れない名前の装具を着け、肩から吊したベルトで常に股関節を曲げた状態を保つ治療を続けました。
暑い夏の真っ盛り、ベルトで皮膚がただれたり、汗をかいても着替えも不便、何よりお風呂が大変でした。夫と2人がかりで娘の股関節が動かないように手で押さえながらの慎重作業。
ベルトなしでOK!の診断が出たときには、娘も私たちも、身も心も自由になった開放感に浸りました。
それからも、1ヶ月に1回、3ヶ月に1回の受診を続け、今は半年に1回。思う存分遊んで動いて、足腰の筋肉を鍛えることが今の大切な治療です。
診察は水戸市内の茨城県立こども福祉医療センターに通っていますが、いつも思うんです。
病院の建物は築47年。院内は、障害をもつ人たちが描いた素敵な絵の数々が壁を飾っていますが、建物は古く、けっしてきれいとは言えません。
医療機器の更新もままならないようで、レントゲン室のドアには「平成17年度に電源立地交付金を活用し機器を購入しました」の張り紙。
原子力施設(=電源)がある自治体への国の交付金で、ようやく更新したんですね。特別の交付金がなければ買わない。必要経費として県の一般予算ではみてないということです。
ハード面だけでなく、職員や専門スタッフもぎりぎりでやり繰りしている様子がうかがえます。
リハビリを指導するPT(理学療法士)やOT(作業療法士)も少ないようで、「せめて1週間に1回リハビリを受けたい。PT、OTを増やして下さい」と書き込まれたアンケートが受付ボードに貼られてました。
あぁ、こういうところにお金を使って欲しいよ。懸命に生きる子どものために、一緒にたたかう親子のために、それを支えたいと努力するスタッフのために。
そうすれば、税金も負担しがいがいるというものです。
地方空港が全国で経営破綻しているのに、いまから茨城空港をつくる。そのお金537億円です。1割でも削れば、病院新しくできるはず。
「自分の税金、役立ってる!」って思えるような社会にしたい。今日もそんなことを実感した1日でした。
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