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2011年3月18日 (金)

思いを力に

地震から1週間。水戸市のすべての小学校で卒業式が行われました。体育館が使えない学校も多く、各教室や音楽室、運動場で式を行った学校もありました。

息子が通う学校の体育館は、去年の夏にちょうど耐震化工事が終わったばかりで、天井材の一部が落下しただけで、無事、卒業式に使えることになりました。

私もPTA会長として式に参列。卒業生が入場して、保護者に見守られるなか卒業証書の授与。校長先生の式辞のあと、私も祝辞を述べました。

こういうときだからこそ、みんなで心から卒業生を祝福したい-そんな思いで語りました。

「今日、小学校を卒業される6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。保護者の皆さまにも心からお祝い申し上げ、これまでのPTA活動への参加、ご協力に感謝申し上げます。

あの大変な地震から1週間。まだ余震が続く日々ですが、あの日、6年生のみなさんをはじめ、多くの子どもがこの学校で地震にあいました。先生方の懸命な誘導により、大きなけがもなく校庭に避難できたこと。私たち親がどれだけ安堵したことでしょうか。そして、今日の卒業式を無事に迎えることができたことを、ここにいる私達みんなで喜び合いたいと思います。あわせて、東北の多くの子どもたち、被災者の方々が、今なお厳しい環境にさらされていることに、深く深く思いを寄せたいと思います。

卒業生の皆さん。みなさんは、生まれてまだ12年という人生の中で、大変な経験をしました。立っていられないほどの大きな揺れ。電気もない、水もない、電話も通じないという真っ暗な夜を、家族で身を寄せ合ってロウソクの明かりを見つめたことと思います。車の中で夜を過ごした人もいると思います。

今日、この卒業式の会場になっている寿小の体育館も、地域の避難場所となりました。当日の夜には、200人を超える方がここで夜を明かしました。地域の方々は必至に発電機で明かりを灯し、水を求め、食べ物を求め、炊き出しを行いました。不便な生活が続いていますが、家族の絆、地域の結びつきの大切さを、卒業生のみなさんも心に感じていることと思います。

そして、校長先生や6年生の担任の先生をはじめ、先生方の懸命なご努力と「みんなを立派に送り出してあげたい」という思いによって、今日の卒業式を挙行することができました。心から感謝申し上げます。

ひときわ、たくさんの「思い」が集まった今日の卒業式です。私は「思いは力になる」と信じています。「思い」とは「将来の夢」でもあります。先日、各家庭に配られたPTAの会報誌には、6年生の皆さんの「将来の夢」が一人ひとり書かれていました。サッカー選手、プロ野球選手、保育士、パティシエ、建築家、お笑い芸人などなど、たくさんの夢が並んでいます。「こうなりたい」という思いを力にして、友達を大切に、家族を大切に、そして自分も大切にして、楽しい中学校生活をスタートさせて下さい。みなさんの成長を、活躍を心から期待し、祝辞といたします。」

さいごに、卒業生がステージに並んで『旅立ちの日に』を合唱。

Img_3437_3 

「勇気を翼に込めて 希望の風に乗り この広い大空に夢を託して」

きっと忘れられない卒業式になったと思います。

  

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